投資する商品はたった1つ! 「ジェイソン流お金の増やし方」から学んだ投資法を3点紹介

もくまおうです!

今回は、2年前に大ヒットした厚切りジェイソンさんの「ジェイソン流お金の増やし方」を紹介します。

この本の素晴らしいところは、分かりやすさです。

このブログでは更に絞って、たった3つの手順で資産を増やす厚切りジェイソンさんの投資法を紹介します

「ジェイソン流お金の増やし方」から学んだ投資法は、

①支出を減らす

②残りのお金を投資に回す

③待つ(とにかく売らない)

の3点になります。

目次

支出を減らす

この本の面白いところは厚切りジェイソンさんの節約法です。

  • 自動販売機やコンビニでなるべくペットボトル飲料は買わない
  • 交通手段はまず歩く
  • より安いスーパー(業務スーパーなど)で大量買い
  • ジムは公共施設を活用

など、本では、これに加え全部で12の節約法を紹介しています。

僕は、厚切りジェイソンさんのコーヒーについての話が大好きです。

僕はコーヒーが大好きで、毎日2リットルくらい飲んでいるんだけど、お店や自動販売機でコーヒーを買ったことはないよ。いつも業務スーパーで買ったインスタントコーヒーを溶かして飲んでいる。美味しいかって? ちっともおいしくないよっ(笑)!

でもカフェインは補給できているし、僕はこのスタイルに満足している。他の人の目なんてまったく気にならない。

引用:ジェイソン流お金の増やし方(02 支出を見直す第一歩は可視化すること)

しかし、コーヒー代は本当にバカにできません!!

コーヒー代も節約すれば複利で資産は増える

例えば、毎日300円のコーヒーを飲んでいれば、1ヶ月9000円、1年で約10万円かかっています。

●コーヒー代で浮いたお金が10万円とします。

この10年を金利5%(年利)で1年間預金したとすると、

  • 1年で10万5000円
  • 2年では、複利の場合11万250円(10万5000円を年利5%)

※複利とは、利子にまた利子がつくこと。長い時間置けば置くほど資産を膨らましてくれます。

1年、2年では大したことはないと思うかもしれませんが、30年では、なんと43万2194円にも増えるのです。

本には書いてありませんが、毎月9000円を年利5%で30年だと、なんと約733万8千円にもなりました!

以上のように、1日のコーヒー代300円を抑えるだけでも、複利で考えれば、資産が大きくなるのです。

しかし、預金で年利5%は現時点の日本ではありえません。

年利5%を実現するには、「投資をすること」が必要となります。

残りのお金を投資に回す

厚切りジェイソンさんの投資は、

『アメリカ株のインデックスファンド(VTI)に定期的にコツコツとお金を入れていく』

の1択です。

VTIとはアメリカETF(上場信託)の人気商品で、米国市場全体約3,800の銘柄に投資できます。

厚切りジェイソンさんは、直接のETFのVTIを買っています。

本では、もっと手軽に買える投資信託「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」をおすすめしています。

※2024年8月現在、この本が発売された時には、まだ発売されていなかったSBI・V・全米株式インデックス・ファンド(通称:SBI VTI)の方が若干手数料が安いです。僕自身は、こちらの方をおすすめします。楽天VTIもSBI VTIも分配金はないですが、分配金の分は自動で基準価格を上げてくれる投資信託ですので、何もせず複利の恩恵が受けられるのが魅力です。

なぜアメリカ株なのか?

厚切りジェイソンさんはなぜアメリカ株を選んでいるのでしょうか?

本では、このように説明しています。

君のパソコンはマイクロソフトの製品で、手にしている携帯はアップルのiPhone、その携帯を使ってGoogleで検索をして、Facebookが買収したInstagramをいつも見ていない?

君たちが日常的に使っている者はアメリカの大きな企業の物ばかりなんだ。これだけでも、アメリカの企業の強さを感じてもらえるんじゃないかな?

引用:引用:ジェイソン流お金の増やし方 身の回りにある米国企業の商品と欲望が米国の強さの理由)

また、アメリカはこれまで、世界恐慌、ブラックマンデー、リーマンショック、コロナショックなど、何度かの暴落を経験しています。

世界恐慌は回復までに25年はかかりましたが、ブラックマンデーは2年、リーマンショックは5年と必ず復活し、右肩上がりで成長しています。

まとめると、厚切りジェイソンさんが米国株を選ぶ理由は、

  • 身の回りがアメリカ製品であること
  • アメリカの暴落時の強さ

の2つと言えます。

なぜS&P500ではなくVTI?

日本では、アメリカで時価総額の大きい主要500社で構成するS&P500の方が人気です。

厚切りジェイソンさんもかつてはS&P500を買っていましたが、VTIに変更しました。

変更した理由は、

『VTIはアメリカ市場全体を構成しているため、中小企業も含まれている』

という点です。

中小企業は将来的に成長するチャンスがあります。

またS&P500は500銘柄ですが、VTIは約3,800銘柄なのでリスクの「分散」にも効果があります。

まとめると、厚切りジェイソンさんがS&P500ではなくVTIを選ぶ理由は、

  • 中小企業も含まれ成長性が見込まれる
  • 分散している

の2点になります。

僕自身はS&P500を買っています。あくまで日本の投資信託の場合ですが、若干S&P500の方がコストが安いのが理由です!

待つ(とにかく売らない)

厚切りジェイソンさんは、投資後は待つこと(とにかく売らないこと)を薦めています。

一番資産を増やすのは「とにかく売らないこと」。これに尽きる。

「投資のゴール」という言葉も良く聞くけれど、そもそも投資のゴールってなんだろう?僕は経済的に自立をしているけれど、だからといって投資をつもりはない。ゴールはないんだ。死ぬまでずっと投資をする。とにかく長期で保有をしていれば複利の力で資産は増えていくからね。

引用:引用:ジェイソン流お金の増やし方(お金を増やす方法⑤投資を始めたらやめない、売らない

2年前、VTIは約20%の下落を記録し、厚切りジェイソンさんが批判されるという残念なニュースがありました。

厚切りジェイソンさんは、この本ではコロナショックについても触れています。

  • 約15年続けて積み上げた利益が、毎日ものすごい額で吹き飛ぶことはつらかった
  • 結局株価は復活しお金は当時以上に増えた
  • 父がリーマンショック時の狼狽売りの苦い経験があったから耐えられた

と説明しています。

先ほども厚切りジェイソンさんが、『暴落を経験しても必ず復活し、右肩上がりで成長しているから米国株をすすめている』と紹介しました。

まとめると、

暴落はあり得るけど、それでも売らない

になりますね!

この本をしっかり読んでいれば、厚切りジェイソンさんのブレない投資スタイルを理解することができます!
批判するのはむしろ失礼だと僕は思います。

まとめ、書評

以上、「ジェイソン流お金の増やし方」から学んだ投資法を、

①支出を減らす

②残りのお金を投資に回す

③待つ(とにかく売らない)

の3点紹介しました。

この本を久しぶりに読みましたが、本当にコーヒー代もバカにできないですね!

『いかに支出を減らすことが大事か』を再認識できました

また、最近米国の景気後退が話題になり、再び下落相場が予想されています。

下落相場でブレそうになった時に、ぜひこの本をおすすめします!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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