魂の番とは？ 小説版「５２ヘルツのクジラたち」の名言を３点に絞って紹介 2024 4/30 小説 2024年3月8日2024年4月30日 もくまおうです！ （Xアカウント：@mokumaoukabu) ３月１日に映画「５２ヘルツのクジラたち」が公開されました。 </noscript><iframe width="560" height="315" data-src="https://www.youtube.com/embed/Z2ibBQcZGII?si=jfzHNqY3PavtfowE" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen class="lazyload" > 本当は映画公開前に紹介したかったのですが（ブログが見れないトラブルで１からリニューアル）、小説版「５２ヘルツのクジラたち」の名言を３点に絞って紹介します。 リンク ネタバレしたくないのもあって、今回紹介するのはあらすじではなく名言です。 小説版「５２ヘルツのクジラたち」の名言を３点に絞って紹介すると、 ①「もう、誰とも関わりたくない。そう願ってそれを叶えたのに、温もりを求めている。」 ②「あたしは、あんたの誰にも届かない５２ヘルツの声を聴くよ。」 ③「あんたがその魂の番に出会うまで、わたしが守るよ。」 の３点になります。 目次「もう、誰とも関わりたくない。そう願ってそれを叶えたのに、温もりを求めている。」 主人公の貴瑚（きこ）は、壮絶な過去を経験しています。 その経験をすべて忘れるために、大分の田舎町に引っ越しました。 東京のマンションを引き払い、携帯電話も解約。友人や仕事の同僚にも黙って、ひとり大分に越してきました。 唯一知っているのは実母だけです。 しかし、実母には過去に虐待、ネグレクトをされた経験があり、もはや縁が切れた状態です。 すべてを捨ててやっと１人になれたと思いながらも、自分自身が未だ温もりを求めている。 そう思った時、貴瑚が感じた言葉です。 その時、友人の美晴（みはる）の声が頭をよぎります。 『貴瑚はひとの温もりがないと生きていかない弱い生き物だよ。寂しさを知る人間は、寂しさを知ってるからこそ、失うことに怯えるものだから』 美晴は、かつて貴瑚が苦しんでくれている時に、救ってくれた恩人の１人です。 その美晴との関わりも断ってしまったからこそ、気分が沈んでしまいます。 どんなに過去に苦しい経験をしても、人は決して１人では生きていけないと痛感しました。 「あたしは、あんたの誰にも届かない５２ヘルツの声を聴くよ。」 貴瑚は引っ越した大分の田舎町でとある少年に出会います。 しかし、その少年は話すことができません。そして、明らかに自分と同じ、親から愛情を注がれていないことに気づきます。この少年は「ムシ」と呼ばれていました。 貴瑚はこの「ムシ」と呼ばれる少年を、「５２」と呼ぶことにし、自分が少年の心を救いたいと思うようになります。 ５２ヘルツのクジラとは？ ここで、この小説の核でもある「５２ヘルツのクジラ」について引用します。 ５２ヘルツのクジラ。世界で一番孤独だと言われているクジラ。その声は広大な海で確かに響いているのに、受け止める仲間はどこにもいない。誰にも届かない歌声をあげ続けているクジラは存在こそ発見されているけれど、実際の姿はいまも確認されていないという。 引用：52ヘルツのクジラたち（２ 夜空に溶ける声） ５２ヘルツはクジラにとって高い周波数です。つまり、他の仲間と周波数が違うから、仲間と出会うことができません。 まさに、貴瑚と少年は親から愛情を注がれておらず、孤独であり、「５２ヘルツのクジラたち」なのです。 貴瑚は以前、ルームメイトからこの５２ヘルツのクジラの鳴き声が入っているMP３プレーヤーをもらい、寂しくて死にたいと思っていた時にいつも聞いていました。 「あんたがその魂の番に出会うまで、わたしが守るよ。」 この小説には、何度も「魂の番（つがい）」という言葉が出てきます。 魂の番とは、愛を注ぎ注がれる存在です。 貴瑚は孤独だと思っても、「たったひとりの魂の番のようなひとが必ずいる」と少年５２に話します。 そして、「その魂の番に出会うまで、わたしが守るよ」とも。 貴瑚はかつて魂の番となる人に救ってもらい、その人を失いました。 貴瑚は、恩人を失ってしまったとは自分のせいだと苦しんでいました。 しかし、５２に出会い、恩人を失ってしまった失敗をもう２度としない。 ５２をしあわせにすると決意します。 まとめ、感想 小説版「５２ヘルツのクジラたち」の名言を、 ①「もう、誰とも関わりたくない。そう願ってそれを叶えたのに、温もりを求めている。」 ②「あたしは、あんたの誰にも届かない５２ヘルツの声を聴くよ。」 ③「あんたがその魂の番に出会うまで、わたしが守るよ。」 の３点に絞って紹介しました。 僕には子供が２人います。この小説を読んで、 自分自身が貴瑚の母親や「５２」の母親のようになっていないか？ 子供たちは苦しんでいないか？ 苦しんでいたら、その心の声に気づくことができるか？ と思うようになりました。 子供だけには限らず、この小説を読んでから、周りに「５２ヘルツのクジラ」のような孤独を抱えていないかと考えるようにもなりました。 現実、孤独で苦しんでいる人はたくさんいるはずです。しかし、人は１人では生きていけません。 その人たちにとって救いになる希望の小説だと僕は思います。 また、この小説を読めば、「魂の番」になるきっかけになれるかもしれません。 小説でも、映画でも、多くの方が「５２ヘルツのクジラたち」に触れてほしいと願っております。 僕自身もまだ映画を見れていないので、近日見に行きます！ 最後までご覧いただきありがとうございました。もし良かったら応援クリックお願いします↓ にほんブログ村 小説 よかったらシェアしてね！ URLをコピーしました！ URLをコピーしました！ コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。
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