稲妻が輝く瞬間とは?インデックス投資のバイブル本、チャールズエリス著「敗者のゲーム」の内容を3点に絞って紹介

もくまおうです!

(Xアカウント:@mokumaoukabu)

今回は、僕にとってのバイブルである投資本「敗者のゲーム」を紹介します。

実は、前のブログでも紹介、このブログでも1度紹介。(ブログ自体が真っ白になってしまう現象が発生し、再度やり直し)

なんと、今回で3度目の紹介になります(笑)

それくらい僕にとっては大事な本です。

そんな「敗者のゲーム」の内容を3点に絞って紹介すると、

①市場に勝とうとしない

②市場タイミングに賭けるべきではない(稲妻が輝く瞬間に居合わせる)

③ブレずに適切な投資方針を貫く

になります。

目次

市場に勝とうとしない

「敗者のゲーム」で有名なのはテニスの試合を例に、投資に置き換えて説明しています。

  • テニスでは、アマチュアは相手に負けるのではなく、自分のミスで自滅することが多い
  • 投資では、ミスしない方法として、市場に勝とうとせず、インデックスファンドを買って所有し経済成長を待つ

つまり、個々の株を売買すると余計な経費や税金がかかり、テニスでいう自分のミスで自滅することにつながってしまうのです。

個別株に限らず、アクティブファンドも同じです。

アクティブファンドとは、投資家のプロが厳選して、市場平均以上のリターンを狙うものですが、人件費がかかる分、経費が高いのが特徴です。

この本の序文では、「ウォール街のランダムウォーカー」の著者であるバートン・G・マルキールが、

「S&P1500インデックス投資とアクティブ運用の成績は、毎年3分の1のファンドしかインデックスに勝てず、15年では90%はインデックス投資に及ばない」

と言っています。

「市場に勝つ」ことを目指して「敗者のゲーム」に参加すれば、負けはほぼ見えてしまいます。

市場タイミングに賭けるべきではない(稲妻が輝く瞬間に居合わせる)

誰もが、暴落時に株を買い、高騰時に株を売りたいものです。

しかし、この本ではそのようなタイミング投資はしていけないと説明しています。

なぜなら、ベストデーを逃すとリターンの平均水準が大幅に低下してしまうからです。

  • S&P500は1980~2016年の間のリターンは11.4%
  • ベスト10日を逃した場合は9.2%に低下
  • ベスト20日を逃した場合は7.7%までに低下

これだけではなく、更に驚いた調査があります。

  • S&P500の株のトータルリターンのすべてはベスト35日で達成されている
  • 72年間のうち5日間のベストの日を逃すと、配当を再投資しない場合、複利で50%近く損をする

ベストデーの時に、投資をしていなかったら大きなリターンが得られないんですね・・・

ベストデーは、激しい下げ相場に遭遇した後に発生しています。

この本の有名な言葉に、「稲妻が輝く瞬間に居合わせる」という言葉があります。

ベストデーこそが、稲妻が輝くように株価が上昇する日であり、この日に居合わせるためにもタイミング投資をしてはいけないのです。

ブレずに適切な投資方針を貫く

本では、相場に振り回されず長期運用に長期運用を続けることが大切です。

そのためには、適切な投資の基本方針を策定し、守り抜く必要があります。

基本方針を策定するにあたって、運用のプロセスを5段階に整理します。

  • 長期の運用目的の決定、資産配分比率の策定(株式、債券、その他への資産配分を決める)
  • 株式の配分の決定(成長株対割安株、大型株対小型株、国内株対外国株など ※債券も同様に検討する)
  • アクティブ投資かインデックス投資か(本ではインデックス投資推奨
  • アクティブ運用の場合どのファンドにするか
  • 個別銘柄を選び、実行

大事なのは第1段階です。

そして、第4段階、第5段階は最もコストがかかる割に効果は得られず、これが「敗者のゲーム」につながってしまいます。

ゲームに勝とうとすると、重要な第1段階を忘れてしまいます。
インデックス投資をし、第1段階をするだけでも十分なんですね!

まとめ

以上、「敗者のゲーム」の内容を、

①市場に勝とうとしない

②市場タイミングに賭けるべきではない(稲妻が輝く瞬間に居合わせる)

③ブレずに適切な投資方針を貫く

前回紹介した「インデックス投資は勝者のゲーム」と同様に、歴史のある名著です。

昔から信頼されている名著だからこそ、これらの通りに実行してれば「勝利のゲーム」なることができました。

これからの未来も、おそらく「勝者のゲーム」になることができるでしょう。

改めて、低コストで分散されたインデックスファンドをタイミング投資せず買い続けることが大事だと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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