もくまおうです!
今回は、有名投資家レイ・ダリオさんの書籍、「PRINCIPLES(プリンシプルズ)」を紹介します。
この本の大きな特徴は、投資本というより、自己啓発本に近い内容の本です。
- 私の生い立ち
- 人生の原則
- 仕事の原則
の3つのパートで構成され、レイ・ダリオさん自身は、「人生の原則」がこの本の中核と紹介しています。
このブログでは本の中から「人生の原則」に絞り、そこから学んだことを紹介します。
「PRINCIPLES(プリンシプルズ)人生と仕事の原則」の「人生の原則」から学んだことを3点紹介すると、
①苦痛を受け入れ、そこから学ぶ
②人生で欲しいものを手に入れるための5ステップ
③謙虚になる
になります。
苦痛を受け入れ、そこから学ぶ
誰もが経験することは「苦痛」です。
「苦痛」は誰もが避けたいものですが、避けて通ることはできません。
そして、ほとんどの人はつらい時に反省できません。痛みが通り過ぎると他のことに注意を向けてしまいます。
当然のことだと思います。
苦痛はそれぐらいつらいものですよね。
実際レイ・ダリオさんには、水泳プールに飛び込み、頭を打って、両手両足が不自由になった友人がいます。
しかし、その友人は、その状況にうまく対応し、幸せになりました。実は、幸せの道は多くあるのです。
レイ・ダリオさんはこのエピソードをもとにこう説明します。
人生でどんな状況にあっても、自分のコントロールの及ばないことをぶつぶつこぼす代わりに、自分の決定に責任をとれば成功し幸せを見つける可能性は高い。心理学者はこれを、「内部統制型」と呼ぶ。この型の人はそうでない人よりもつねに優れた結果を出すことができる。
引用:PRINCIPLES(プリンシプルス)人生と仕事の原則(PARTⅡ人生の原則 1現実を受け入れて対応しよう)
ぶつぶつこぼすのではなく、自分の決定をやり遂げる勇気を見つけるかどうかは自分次第です。
現実を学び進化するために役立つ方法として、次はこの本で有名な5つのステップを紹介します。
人生で欲しいものを手に入れるための5ステップ
個人の進化のプロセスは、次の5つの段階経てうまくやれば成功すると言います。
- 明確な目標を持つ(目標)
- 目標達成の障害となる問題を明らかにし、放置しない(問題)
- 問題の根本原因を探るために正確に診断する(診断)
- それらの問題を回避するように計画を策定する(策定)
- その策定から結果が出るように実行する(実行)
簡単にこれらについて説明していきます。
明確な目標を持つ(目標)
大事なのは、優先順位をつけることです。
人生はバイキング料理のように、何でも望むことはできます。一度に多くの目標を追求しても結局達成できることはごくわずかです。
ステップを始める前に、最初から失敗しないよう優先順位をつけることが大切です。
目標達成の障害となる問題を明らかにし、放置しない(問題)
先ほどの通り、苦痛な問題は誰もが避けたいものですが、苦痛は同時に改善のチャンスでもあります。
克服する第一歩は自分の弱みを認めることです。
痛みは「成長の痛み」であり、それを乗り越えれば報われます。
問題の根本原因を探るために正確に診断する(診断)
問題は根本原因を探る必要があります。
根本原因を理解するためには、自分自身や他人を客観的に見る必要があります。
人は自分自身の過ちや弱みを認めたがらない生き物です。だからこそ、客観的に見ることが、必要となります。
それらの問題を回避するように計画を策定する(策定)
この本で分かりやすかったのは、「計画を映画の脚本と考える」という点です。大局観を描いてから個別の課題に落とし込むと、現実の世界の問題が表面化していきます。
その策定から結果が出るように実行する(実行)
上手に最後まで実行できる人は、優先順位をうまくつけています。
そして、誰か別の人が客観的に測定し、進捗状況を報告する方が理想的です。
僕自身は、5つのステップは、
・優先順位をつける
・客観的に見る
この2つを常に意識するだけでも格段に進歩できると感じました。
謙虚になる
すごい成功を達成するためには、先ほどの5つのステップをすべてうまくやる必要があります。
えっ?
かなり難しいですよね・・・
どうすればよいでしょうか?
それは『謙虚になる』ことです。
この本では、「人生の原則」に限らず、様々な個所で『謙虚になる』ことの重要性を述べています。
そこまで『謙虚さ』が大切なのは、謙虚になれば必要なものは他の人から与えてもらえるからです。
書評、まとめ
以上、「PRINCIPLES(プリンシプルズ)人生と仕事の原則」の「人生の原則」から学んだことを、
①苦痛を受け入れ、そこから学ぶ
②人生で欲しいものを手に入れるための5ステップ
③謙虚になる
の3点紹介しました。
レイ・ダリオさんはお金よりも人間関係に重きを置いています。
この本を読んで、その人間性に感動を覚えました。
並外れた成果を上げるには、極限まで自分を追い込まなくてはならない。極限にまでいくと、失敗する。そして、とてつもなく傷つく。失敗したと思う。だが、諦めない限りそれは失敗ではない。信じられないかもしれないが、痛みは徐々に消え、他に多くのチャンスがやってくる。そのときにはそうは考えられないと思うが。重要なのは、その失敗から得られた教訓を積み重ね、謙虚さを身につけ、徹底的にオープンになること。それで成功のチャンスは増す。そして突き進めばいい。
引用:PRINCIPLES(プリンシプルス)人生と仕事の原則(PARTⅠ私の生い立ち 3どん底の日々)
これは、「私の生い立ち」のパートからの文章なりますが、「人生の原則」から僕が学んだものはまさにこの1文に尽きると思います。
PRINCIPLESは600ページにも及ぶ書籍ですが、このブログのように絞って理解したい方は、絵本もおすすめです。
誰かにおすすめの自己啓発本を1冊薦めろと言われたら、この絵本を選びます。
いずれ子どもが成人になった時、この絵本プレゼントしたいと思っています!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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