最近、林修先生の初耳学にも出演された所ジョージさん。
林先生との対談では、「幸せのひきがね」という本を基に、所さんの人生観や幸福論を紹介していました。
今回はその「幸せのひきがね」から学んだことを3点紹介します。
所さんの奥さんに対する考え方は人間国宝レベルです。

読み終わった時、僕はこれまでの夫婦生活を反省し、言葉では言い表せないほどの幸福感と自己肯定感が湧きあがりました。
「幸せのひきがね」から学んだことを3点紹介すると、
①結婚した理由は「カミさんの笑顔を、長い時間見ていたい!」
②自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らす
③見逃している幸せ
の3点になります。
結婚した理由は「カミさんの笑顔を、長い時間見ていたい!」
ワタシが結婚を決意した理由は一つだけ。
「カミさんの笑顔を、長い時間見ていたい!」から。
そのために結婚したんだから、
カミさんが笑顔じゃないときは、すべてワタシが悪いのであります。
引用:幸せのひきがね(1 家族・夫婦・結婚・恋愛)
結婚した時、このように思った男性は多いと思います。
しかし、このような決意は最初だけだったという人も多いはず。僕はこの本を読むまですっかり忘れていました。
大きな原因は、結婚したから分かる『価値観の違い』にあると思います。
『価値観の違い』から喧嘩をしてしまったり、更にうまくいかないと数日口を利かなかったりすることも・・・・
しかし、所さんは独特の感性を持っています。
価値観や考え方が同じだったら、自分と暮らしているようなもの。
自分の思いつくことを、相手が思いついてやっていたら
それは自分でしょ。
ワタシは、自分となんか、結婚しないのです。
引用:幸せのひきがね(1 家族・夫婦・結婚・恋愛)

『夫婦というのは、価値観や考え方が違うのが面白い』
これが所さんの考えです。
『価値観が違うことに腹を立てる』という行為がそもそも間違っていると気づかされます!
自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らす
- 人よりも早く流行の物を手に入れたい
- 人よりいいものを食べたい
- あれが欲しい
- これが欲しい
- 自由にやりたい
これらの考えは、自分中心の考えです。
所さんは、本当に大切なのは、『自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らすということ』だと言います。
本当に大切なのは、自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らすと言うこと。だって、自分の笑顔なんて自分で見ることができないんですから。
自分と言う人間は、他人を通して存在するものなのです。
自分のことばかり考えてる人は、自分の笑顔をずっと鏡で見ているのと同じです。
引用:幸せのひきがね(2 考え方)
鍵に合うドアを探す
『自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らす』
確かに大切なことです。
しかし、僕が引っ掛かったのは
すべての人の笑顔を見て暮らせるか?
ということ。
例えば恋愛などでは、こちらが必死に笑顔を見ることを意識しても上手く行かないこともあるはず。
皆さんも「なんで?」と落ち込むことも多々あったと思います。
そんな時こそ、所さんの言う『自分が持っている鍵に合うドアを探す』という考えです。
男女の「好き」「嫌い」は理由なんか無いのです。
貴方の持っている「鍵」がそのドアには合っていなかったんだ、と考えるのが良いでしょう。
引用:幸せのひきがね(1 家族・夫婦・結婚・恋愛)
開かなかったドアはさっさと締めて、自分が持っている鍵に合うドアを探しに行きましょう。
引用:幸せのひきがね(1 家族・夫婦・結婚・恋愛)

・自分が必死に気に入られたくても、無理だった場合
・そもそも相性が悪く、明らかに好かれたいない場合
このような人とは『自分の鍵が合わない人』だったんだなあと思うようになりました。
すべての人に対して、『周りの笑顔を見て暮らす』必要はないのです。
見逃している幸せ
人間はポジティブよりもネガティブの方を重く受け止めてしまう生き物です。
この本を読んでいると、実は幸せは日常に転がっていることを学ばされます。
例えば、寒い屋外で一生懸命重たいものを運んで働いている人を見て、
「大変だな」「辛いんだろうなぁ」「自分はありたくないなぁ」と考える。
それが間違い。
重いものを持てる「幸せ」があることに気づかなければいけません。
引用:幸せのひきがね(2 考え方)
「物を運んでくれた人達に対して、金を払っているんだから自分が楽で当然」
といった考えは、自分中心の考えで、幸せに気づくこともできません。
お金に関しても、『お金がある=幸せ』ではないと気づかされます。
勝ち組、負け組っていう言葉が嫌いです。
聞きたくもない。
生きていれば全員勝ちですよ。お金のことだけで言っているんなら、
アラブの石油王から見たら、世界中の人が負け組ですよ。
でも、お金があろうが、なかろうが、楽しい暮らしができる人が最強!なのであります。
引用:幸せのひきがね(4 暮らし)
古いクーラー買い換えたいけど給料上がんないなぁ、なんて嘆かない。
家族に向かって「面白いね、うちはクーラーがガンガン回っているけど、涼しくなんかないね!これは滅多にない経験だ~でも、暑いネ」と、はしゃぐ。
お父さんがはしゃげば、みんな楽しい。
「んじゃ、みんなでコンビニ行って、うまいアイス探そうぜ!」と楽しい展開に。
これが楽しくて豊かな生活なのです。
引用:幸せのひきがね(4 暮らし)

この本を読んでいると、どんどん所さんの世界観に引きずられ、ワクワクします。
きっと所さんのご家族は、毎日が笑顔になんだろうなあ。
書評、まとめ
以上、「幸せのひきがね」から学んだことを、
①結婚した理由は「カミさんの笑顔を、長い時間見ていたい!」
②自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らす
③見逃している幸せ
の3点紹介しました。
実は、この本を読む数日前、僕は夫婦喧嘩をしてしまいました。
僕が間違ってはいなかったとは思いますが、妻を笑顔にするどころか傷つけてしまったのです。
この本を読み終わって、『僕も妻の笑顔を見たい』と思うようになりました。
妻だけではなく、子どもに対しても、子どもが笑顔になれるよう気配りができるようになりました。
円満な家族を築きたい、うまくいくようにしたいと誰でも思っているはずです。
しかし、価値観の違いで苛立ってしまったり、つい子どもに叱ってしまったり。
そんな器の小さい自分に自己肯定感が低くなることが少なくとも僕にはありました。
「幸せのひきがね」を読んで、
- 家族を笑顔にする
- 自分の鍵に合う人の笑顔を見て暮らす
- 日常に幸せは転がっている
これだけで十分だということを学びました。
この本は今後の人生で間違いなく大切な1冊になると思います。
ぜひ、興味があったら読んでみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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