「アルケミスト」の名言から学んだことを3点紹介

もくまおうです!

今回は、小説の名著「アルケミスト~夢を旅した少年」を紹介します。

羊飼いの少年サンチャゴが、ピラミッドにあるという宝物を探しに行く冒険のお話です。

様々な人物に会い、経験していく過程で、僕たち現代人の人生に響く言葉がたくさん出てきます。

「アルケミスト~夢を旅した少年」の名言から学んだことを3点紹介すると、

①人は自分の人生より他人の人生を考えてしまう

②人は自分の夢をいつでも実行できるのに、他人を意識することで諦めてしまう

③人はネガティブな出来事に対し「どう捉えるか」で変わる

になります。

目次

人は自分の人生より他人の人生を考えてしまう

物語の序盤、少年サンチャゴはタリファという街で、夢を解釈してくれる老女に出会った後、これまで出会った友人について振り返ります。

同じ友人といつも一緒にいると、友人が人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒り出すのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えをもっていないようだった。

引用:アルケミスト 夢を旅した少年(Ⅰ)

サンチャゴは旅先で新しい友人ができましたが、このように感じているからこそ、すべての時間を彼らと過ごすことはありませんでした。

このサンチャゴの言葉は、

  • 同じ環境にずっといてはいけない
  • 「他人を変えること」より、「自分を変えること」

を教えてくれます。

そもそも他人は簡単に変えることはできません。
「他人を変えること」より、「自分自身を変える」ことを意識しないといけませんね!

人は自分の夢をいつでも実行できるのに、他人を意識することで諦めてしまう

サンチャゴは、先ほどの友人について振り返った直後、今度は老人と話をします。(後にこの老人はセイラムの王メルキゼデックと判明)

老人はこう語りかけます。

老人は、広場の一角にある自分の店のショーウィンドウの横に立っているパン屋を指さした。

「あの男も、子どもの時は、旅をしたがっていた。しかし、まずパン屋の店を買い、お金をためることにした。そして、年をとったら、アフリカに行って一か月過ごすつもりだ。人は、自分の夢見ていることをいつでも実行できることに、あの男は気がついていないのだよ」

~中略~

「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」

引用:アルケミスト 夢を旅した少年(Ⅰ)

子どもの頃に憧れていた夢を実現している人はほとんどいないと思います。

人は成長するにつれ、

  • 幸せ
  • 不幸
  • 羨望
  • 嫉妬

など、様々な感情が芽生えます。

他人を意識することで、このような感情がより強くなり、次第に自分の運命を実現することは不可能だと思い込んでしまうのです。

本当に夢を実現したいなら、周りや世間の目を気にしてはいけませんね!

人はネガティブな出来事に対し「どう捉えるか」で変わる

サンチャゴは、港町タンジェで少年に出会います。

少年とバーで食事をしていましたが、バーの主人は突然怒りだし、代金を支払おうとする少年の胸ぐらを掴み、怒った声でまくしたてます。

少年が、主人を横に押しのけ、サンチャゴを外にひっぱり出します。

この1件で、すっかりサンチャゴは少年を信用し、お金を渡しますが、少年に逃げられてしまいます。

実は、バーの主人は、少年を信用してはいけないと警告していたのです。

このような状況に陥ったら絶望するのが普通です。

しかし、「アルケミスト」では、「どう捉えるか」次第で、それは絶望ではなくなると教えてくれます

この事件の後、サンチャゴは、涙を流し絶望に打ちひしがれます。

その時、セイラムの王メルキゼデックからもらった2つの石を思い出します。

この2つの石はサンチャゴが「前兆」を読むのを助けてくれる石でした。

サンチャゴはこの事件が、

  • 前兆だということ
  • 冒険家だと自分の意志で決定する

と気づくきっかけとなり、こう考えます。

彼は自分のことをどろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と考えるか、そのどちらかを選ばなくてはならないことに気がついた。

「僕は宝物を探している冒険家なんだ」と彼は自分に言った。

引用:アルケミスト 夢を旅した少年(Ⅰ)

人はネガティブな出来事に対し「どう捉えるか」で変わる。
その出来事を受け止めて前に進むべきだと教えられました。

まとめ、書評

以上、「アルケミスト~夢を旅した少年」から学んだことを、

①人は自分の人生より他人の人生を考えてしまう

②人は自分の夢をいつでも実行できるのに、他人を意識することで諦めてしまう

③人はネガティブな出来事に対し「どう捉えるか」で変わる

にの3点紹介しました。

このように、「アルケミスト」は宝物を目指す冒険記ながらも、私たちの人生で大切なことをたくさん教えてくれます。

旅先で様々な出来事に遭遇しを、サンチャゴは宝物を目指します。

興味を持った方はぜひ読んでみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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