もくまおうです!
今回は人間関係にまつわる自己啓発本として、「人望が集まる人の考え方」を紹介します。
この本の「はじめに」では、
人間の習性をよく理解して初めて、成功と幸福を手に入れるきっかけをつかむことができる。
引用:人望が集まる人の考え方(はじめに)
大勢の人が人間関係で苦労しているのは、人間の習性をよく理解していないからだ。
引用:人望が集まる人の考え方(はじめに)
と述べられています。
人望が集まる人=人間の習性をよく知っている
ということなんですね!
ページも186ページなので、さくっと読めます。
「人望が集まる人の考え方」から学んだことを3点紹介すると、
①相手の自尊心を満たす
②相手に信頼していることを知らせる
③相手に知恵を求める
になります。
相手の自尊心を満たす
【人間関係の基本原理】人々は自尊心を傷つけられると感情的になりやすいが、自尊心を大切にしてもらうと理性的になる
人々は自尊心についてとてもデリケート。
傷つける人は敵とみなされてしまいます。
逆に、すべてのひとは自分の自尊心を大切にしてほしいと願っているのです。
- 自尊心を傷つけられる→相手は感情的になってしまう
- 自尊心を大切にしてもらう→相手は理性的になる
この2点だけでも日頃意識しながら会話すれば、自然とWin-Winの関係が気づけるかも!!
正論を説くより相手の自尊心を満たす
正論を説くよりも相手の自尊心を満たす方がいいと本では伝えています
なぜ、正論より相手の自尊心を満たすべきなのでしょうか?
本ではこのように説明しています。
人間関係の最重要ポイントは、「人々はたいてい自分の自尊心を満たすために行動する」ということだ。
引用:人望が集まる人の考え方(気難しい人にはほめ言葉をかける)
つまり、正論は相手の自尊心を満たす行為ではない!!
正論が悪いのではなく、正論より自尊心を満たすことが人を動かすことにおいて効果的なんですね!
相手に信頼していることを伝える
【人間関係の基本原理】相手を信頼していることを知らせれば、相手は自分が信頼に値する人物であることを証明しようとする
この基本原理について、本ではアメリカ第31代大統領ハーバート・フーバーのエピソードを紹介しています。
ハーバート・フーバーが第1次世界大戦中に価格統制委員会の委員長だったとき、中西部のある商人が価格統制に大きく違反しているという噂を耳にした。
そこでフーバーは一計を案じた。
その商人に「貴殿を法令順守委員会の委員長に任命する」と電報を打ち、さらに「貴殿の町の他の商人たちが価格統制を順守するよう監督してほしい」と付け加えたのだ。
この電報は魔法のような効果を発揮した。
この商人は態度を改め、価格統制を厳守しただけでなく、他の商人たちにも従うよう多大な時間と労力を費やして説得した。
引用:人望が集まる人の考え方(相手を向上させる唯一の方法)
このエピソードは、人は信頼されれば、良い方向に導くことができると教えてくれます。
後輩の教育や子育てでも、まず信じることを大事にしたいと思いました!
相手に知恵を求める
【人間関係の基本原理】人々は知恵を求められなければ、体力を100%発揮することが心理的にできない
すべての人は他人の問題より自分の問題に興味を持っています。
その習性を活用すると、
相手にアドバイスを求め、解決すべき問題を相手に与えれば興味を引くことができるのです。
本ではこう述べられています。
一流の経営者は自分一人ですべてのアイデアを生み出す天才ではなく、従業員からアイデアを引き出し、それをもとに最終決定をおこない、実行に移す能力を持つ人物である。
引用:人望が集まる人の考え方(同情や承認、称賛ではなく純粋にアドバイスを求めよう)
アドバイスを求めると家庭もうまくいく
「相手に知恵を求める」ことを家庭でも応用させることができます。
家庭で重要なのは、
『家族全員が問題について話し合い、共通の目標を設定し、お互いアイデアを出すこと』
家族も、会社のように家庭の運営をさせることで、家族は一体感を得て円満になるんですね!
家族に正論ばかり言うのではなく、妻や子どもにももらうようにしたいですね!
まとめ、書評
以上、「人望が集まる人の考え方」から学んだことを、
①相手の自尊心を満たす
②相手に信頼していることを知らせる
③相手に知恵を求める
の3点紹介しました。
人は、人望を集めたいのにも関わらず、つい批判してしまったりします。
批判は自尊心を傷つけてしまうのでやっぱりタブーなんですね。
僕はこの本で、人望を集めたいなら批判はせず、人を「尊敬すること」、「信じること」を大切にすべきだと教えられました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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