もくまおうです!
今回は、ストレス改善に関する本、「セロトニン復活ストレス解消法」を紹介します。
設定は、青年と女性カウンセラーの対話方式になっており、Youtubeの「フェルミ漫画大学」ととても似ています。
74ページしかないのですが、サクッと読めるのにも関わらず、非常に中身の濃い本です。
「セロトニン復活ストレス解消法」から学んだことを3点紹介すると、
①ストレスの考え方を変える
②ストレス解消のカギは腸内環境
③最初の一歩目は「整腸剤を飲め」
になります。
ストレスの考え方を変える
私たちの脳は太古の時代から変わっていないと言われています。
狩猟採集時代は、
- 外敵に襲われる
- 飢餓に直面する
など、命に直結するストレスでした。
現代は、
- 人間関係を良くしたい
- 仕事で認められたい
- SNSで誹謗中傷を受けたくない
- LINEで既読スルーされたくない
など、スマホの普及もあって四六時中ストレスを感じています。
実は、狩猟採集時代よりはるかに満たされた生活なのに、ストレスレベルは当時より非常に高いんです。
四六時中ストレスを感じていると、ストレスホルモンが枯渇してストレスを乗り越えられなくなります。
これが繰り返されると、「自分はストレスに弱い」、「自分はストレスに打ち勝てない」というネガティブなセルフイメージが出来上がってしまいます。
大事なのは、ストレスを与える原因のことを考えるのではなく、ストレスの発生メカニズムの方を考えるようにすることです。
本では、このように説明しています。
「こいつは嫌な奴だ」と考えるんじゃなくて、「私はこういう最底辺に生息する重度の社会不適合者のクズっぷりを見せつけられるとコルチゾールが分泌されるんだな」と考えることで、あくまで自分自身の問題に置き換えることができる。他人はコントロールできないからストレスとして残り続けるが、自分の問題だったらある程度コントロールできるからな。
引用:しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法(2.ストレスホルモン)
面白かったのが、ダニに刺されて痒くなったら「ダニの唾液がアレルギー反応を起こしているから早く水で洗い流して薬塗ろう」と考えることです。
今まで、蚊やダニには、「腹立つわ~」としか思わなかったですね!
ストレス解消のカギは腸内環境の改善
腸は「第二の脳」と言われています。
しかし、「ストレスを何とかしたい」と考えるときは、意外と軽視されがちです。
本では、いかに腸が重要かを説明しています。
セロトニンの分泌方法を学ぶにせよ、オキシトシンの分泌方法を学ぶにせよ、腸内環境が乱れていればそれらは無駄になる。なぜなら脳と腸は「脳腸相関」と言われる密度な関係にあり、脳が腸に影響を及ぼし、腸が脳へ影響を及ぼすことが明らかになっている。
引用:しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法(5.腸は脳である)
・ストレスで脳が疲弊していれば腸内環境が悪くなる
・腸内環境が悪くなれば脳にも悪影響が出る
それほど、腸内環境とストレスは密接しているんですね。
「セロトニン」や「オキシトシン」を増やすには、「善玉菌をいかに増やすか」に全集中すればいいと説明しています。
具体的には、
- 一日三食、一汁三菜
- 体重が増えているなら一日二食にして、毎日16時間以上絶食(体内のデトックス)
- 野菜と魚中心の食生活
- ジャンクフード禁止
- ジュース、アルコールは×
- 主食は玄米
- 運動
- 就寝2時間前にスマホの電源を切る
などです。
・・・・・・・・・・・・。
これらが腸内環境にいいのは何となく分かりますが、できないから困ってるんです・・・・
特に、アルコール禁止されたら何を糧に生きりゃいいんだって思いますね(笑)
最初から頑張ると、失敗した時に、「どうせ自分はダメなんだ」と自暴自棄に陥ってしまいます。
それより大事なのは、最初の一歩目を踏み出すことです。
最初の一歩目は「整腸剤を飲め」
では、腸内環境の改善において、最初の一歩目を踏み出すにはどうすればいいでしょうか?
それは、
整腸剤を飲むこと
です。
実は、整腸剤は風邪薬などの一般的な薬より安全性が高いんだそうです。
基本的に副作用も起こることがなく、手っ取り早く現状を何とかしたいと思っている人にはうってつけです。
本の中で、女性カウンセラーはこのように説明しています。
ジャンクフードを食べることだってあるだろうし、時には暴飲暴食をしてしまうことだってあるだろうし、時には暴飲暴食をしてしまうことだってあるだろう。もちろんそれらが体にいいわけではないし、やめることにこしたことはないんだろうが、とはいえ食の制限は少なからずストレスを伴うものだ。だからこそ無駄なストレスを抱えずに善玉菌を摂取したいならいきなり習慣を変えるのではなく、整腸剤を飲むのが有効ってことだな。
引用:しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法(6.セロトニン復活ストレス解消法)
おすすめの整腸剤として「ビオスリーHi錠」、「強ミヤリサン錠」を紹介していました!
更に具体的な方法として、
バナナ食って整腸剤飲んでぬいぐるみ抱いて寝ろ!
と説明しています。
バナナは食物繊維が豊富で、善玉菌のエサになりやすく、継続がしやすいメリットがあります。時間や本数は特に意識せず、毎日バナナを一本食べる習慣が大切なのだそうです。
ぬいぐるみは、オキシトシンを分泌させてくれます。オキシトシンの分泌方法で大事なのは「触れる」ことです。
自分の腕で、愛する人や自分の子を抱きしめれば、オキトキシンは分泌しますが、ハードルが高いですよね・・・
夫婦喧嘩したらオキトキシンどころじゃないですよね(笑)
その点、ぬいぐるみなら気軽にオキシトシンを分泌できます。
不安を感じながら生きることの方がよっぽど悪影響を及ぼす
もう一点重要なのは、「不安を感じながら生きることの方がよっぽど悪影響を及ぼすこと」です。
たとえばパン。
小麦製品ばかりを過剰に摂取するのはショートニングの害の観点からもいいことではないし、人体に悪影響を及ぼすことも否定できません。
しかし、不安で生活するよりも、
「子どもと一緒に楽しくサンドイッチを作って青空の下食べる時間の方」がよっぽど大事なんじゃないか?
ということです。
現代の情報化社会では、「不安感」はビジネスのメインターゲットになってしまっていることも忘れてはいけません。
「食への不安」自体も実はストレスの一種ですよね・・・
何がダメで不安になるよりも、まず楽しく食べる努力が大事だとこの本に教えられました。
まとめ、書評
以上、「セロトニン復活ストレス解消法」から学んだことを、
①ストレスの考え方を変える
②ストレス解消のカギは腸内環境
③最初の一歩目は「整腸剤を飲め」
の3点紹介しました。
僕はこの本を読んで、たまに腸の調子が悪い時だけ飲んでいたビオスリーHi錠を毎回飲むようにしました。
そして、11月30日現在、Amazonブラックフライデーでセールだったので追加購入しました(笑)
僕が特に大事だと思ったのは、「不安を感じながら生きることはよっぽど悪影響を及ぼす」ことだと思います。
僕自身は過敏性腸症候群で、別な本でグルテンが腸を乱すことを知り、小麦を抑えていました。
パン、パスタ、うどんは大好物なので、小麦製品を食べてはいけないことにストレスを感じていました。
読了後は、
- まずはビオスリーを飲めばいいんだ!
- 小麦=悪ではなく、まずは楽しく食べる努力が大事だ!
と思えるようになりました。
11月30日現在、Amazonプライム会員の方は無料で読めますので、プライム会員の方はぜひ気軽に読んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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