3回連続投資本を紹介します。
今回は、人気専業投資家テスタさんの「マンガでわかる テスタの株式投資」です。
この本は、テスタさんのテクニックが分かる本ではありません。
テスタさん自身もこの本の「はじめに」で、テスタ流の「お金の付き合い方」、初心者も含む個人投資家に向けた「旅の指南書」のような本だと説明しています。
「マンガでわかる テスタの株式投資」から学んだことを3点紹介すると、
①株式投資は金融リテラシーを身につけられる
②自分の取引を信用しない
③株式投資の超基礎3選
の3点になります。
株式投資は金融リテラシーを身につけられる
この本は、マンガ形式で登場人物は主に4人です。
株式投資を始める姉と弟、その母親、そして弟のゲーム仲間であり、姉弟を株式投資の世界へ引き込むのがテスタさんになります。
テスタさんが株式投資を弟に提案した理由は、金融リテラシーも身につけてほしいと思ったからです。
そもそも、「なぜ株式投資を知った方がいいのか?」という部分からこのマンガはスタートします。

まるで超分かりやすい経済の本を読んでいるようでした!
日本政府は今後物価を毎年2%上げることを目標としています。
このことは皆さんもご存じだと思いますが、2%物価が上がるということは円の価値が2%下がることになります。
これは、1万円で買えるものが翌年には1万200円になるという考え方です。
つまり、1万円で買えたものが買えなくなることは1万円の価値が下がることになります。
10年後には物価が今より20%あがっていることになりますから、1万2000円出さないと買えないことになります。
1万円の価値は、10年後だと約8,200円の価値まで下がってしまうのです。
しかし物価は上がっても、普通預金の金利は、2025年1月現在良くても0.1%~0.3%程度です。
銀行にお金を預けているだけでは資産が目減りすることになります。
自分の会社の財務状況を知っているか?
もう1点は、自分の会社の財務状況を知っているか?
上場企業ならば決算書が公開されています。
決算書を読めば、
- 自分の会社の財務状況は健全か?
- 自分の会社がどれほどのものか?
- このまま勤めていて大丈夫か?
といった疑問はすべて解決します。
しかし、その決算書を読める方はあまりいません。
このように、金融リテラシーがあれば、数字を指標とした進むべき道が見えますし、常識的にあり得ない詐欺にひっかかることもなくなります。
- 株式投資はやったほうがいいよりも知ったほうがいい
- 怖い・ギャンブルといったイメージで勉強もせずやらないのではなく、知ってから、やる・やらないを決めたほうがいい
『生きる力』として金融リテラシーを上げたほうがいい。
これが、テスタさんの株式投資に対する考え方です。

テスタさんの考えにとても感銘を受けました。
こういうことを人生で早いうちから教わりたかった!!!!
自分の取引を信用しない
マンガでは、弟の均が食事も睡眠もまともにとらず、株式投資にのめりこみます。
含み損が増え、損切りでもできず苦しみます。
※損切り:損失を抱えている金融取引において、損失を確定させるために売却すること
損切りするどころか、買い増しをしている均。
この場面の均、姉の利恵、テスタさんの会話を引用します。
利恵「テスタさん。均の損している銘柄はこのまま上がると信じてもっていたほうがいいでしょうか?」
テスタ「う~ん。その判断は難しいですね。ここまで下がることも前もって想定していたなら損切りする必要はないと思います。」
均「想定する必要ないだろ。けど俺は自分の判断を信じているんだ。」
テスタ「なるほど。だったら損切りした方が良いですね。」
均「なにっ!」
テスタ「僕は自分の取引を信用していません。だから勝ち続けることができたんです。」
引用:マンガでわかる テスタの株式投資(第3章 株の売買、複雑すぎじゃないですか?)
テスタさんは、過去に1週間で1億円負けることもありました。
その時、自分の負けを認めて1億円の損切りをしたことが復活へのステップだったそうです。
テスタさんのスタンスは、
- 取引をする際に今後の株価の推移を予想し予想通り推移すれば利益確定
- 予想を外せば損切りをする
です。
株価を決めるのは自分ではなくその他大勢ですからテスタさんでも外れることはあります。

テスタさんのメンタルの持ち直し方は、「現実逃避して寝ること」
大事なのは、冷静になって客観的に見れる状態に戻すことなんですね。
そして、お金は目的を達成するための手段でしかないことを思い出すことです。
株式投資の超基礎3選
本の後半は、図解とマンガでわかる株式投資の超基礎を解説しています。
僕自身はデイトレードはしていません。
個別株は買うことはありますが、基本財務状況を確認し、割安だなと思ったら成行で買うだけなのであまり値動きも気にしていません。
※成行:価格を指定しないで注文する方法
この本を読んで、トレードに関してほぼ初心者である僕が役立ったものを3つ紹介します。
ローソク足の買いのサイン、上昇のサイン
ローソク足には特徴的な足型がいくつかあります。その中で、参考になったのが「買いのサイン」、「底値圏で出たら上昇のサイン」です。

の図を基に管理人が作成
移動平均線
移動平均線とは株価の平均値を一定期間ごとにつなげた線です。
5日、25日、75日の移動平均線の場合、それぞれ過去5日間、25日間、75日間の平均株価を示します。
- 日足だと5日、25日、75日
- 周足だと13週、26週、52週
- 月足だと12か月、24か月、60か月
が使われるのが一般的で、短期、中期、長期のトレンドを捉えるのに役立ちます。
テスタさんは5日と25日の移動平均線を見ます。
理由は「みんなが見ているから」
最もシンプルで多くの投資家が参考にしているものを見ればいいと割り切っているそうです。

株式相場は市場参加者の意思によって決まるもの。
そう考えると自分なりの相場の見通しに固辞しないほうがいいですね。僕が主にやっているインデックス投資はまさにその方がいいと思います!
出来高を見る
出来高は一定期間内に取引された株の総数です。
売りと買いのセットで1になります。
- 出来高上昇→株価が上がる
- 出来高下落→株式が下がる
このように出来高は株価に先行すると言われています。
- 売買増(活発な取引)、出来高↑
- 売買源(少ない取引)、出来高↓
どれだけ売買しているか出来高で需給をはかることで売買を判断していけます。
その株が上がるかどうかの目安になります。
まとめ、書評
以上、「マンガでわかる テスタの株式投資」から学んだことを、
①株式投資は金融リテラシーを身につけられる
②自分の取引を信用しない
③株式投資の超基礎3選
の3点を紹介しました。
僕は知らなかったんですが、テスタさんは投資詐欺の注意喚起にも力を注いでいて、本ではポンジスキームについても解説しています。
金融リテラシーを身につけるきっかけとしてうってつけの1冊です。
僕自身はインデックス投資がメインで、そのことにとても満足しています。
しかし、インデックス投資の唯一の欠点は金融リテラシーを身につけられなくても、優秀な商品を購入するだけで資産運用ができてしまう点だと思います。
その点で、インデックス投資だけをしている方にも役に立つ1冊です。
興味を持たれた方はぜひ読んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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